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7/20(日)プレミア上映イベントレポート

SNSを中心に話題となった配信アニメ『おでかけ子ザメ』待望の映画化である『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』が8月22日(金)に公開。公開まで約一か月に迫りますます盛り上がりを見せる中、完成したばかり、できたてほやほやの映画をどこよりも早くご覧いただけるプレミア上映会を実施!映画の完成を記念し、主人公・子ザメちゃんの声優を務める花澤香菜(以下:花澤)・新キャラクターあんこうちゃん役の潘めぐみ(以下:潘)、うさめちゃん役の久野美咲(以下:久野)、そして子ザメちゃん(着ぐるみ)がグランドシネマサンシャイン池袋のスクリーンに駆けつけました。

まずはMCより登壇の挨拶を求められると、子ザメちゃん役の花澤が「〇×▲!子ザメちゃん役の花澤香菜です!本日はよろしく願いします!」と可愛すぎる“子ザメ語”を早速披露!駆け付けたファンへ笑顔いっぱいで挨拶。続いてあんこうちゃん役の潘とうさめちゃん役の久野もそれぞれあんこう語、うさめ語を披露しながら挨拶し、大きな拍手で迎えられた。久野が少し照れながらうさめちゃんの“渋め”ボイスを披露だったことを受けて花澤・潘は「照れてる感じもいいね!」と盛り上げ、会場もおおきな拍手で包まれた。

映画の上映がつい先ほど終了 まずは完成した映画を最初に見た時の感想を求められると、花澤は「癒ししかない!とかいで疲れ気味の人も出てくるけど、子ザメちゃんの可愛さに癒される姿を見て私も癒されました。」とコメント。これには潘も「とかいに住む私たちも子ザメちゃんにいてほしいよね!」と同じ感想だった様子で、「あんこうちゃんとか本当はもっとビチビチしてるはずだけど、子ザメちゃんがいてもうさめちゃんがいても(映画に出てくる)みんなは大丈夫で対応力がすごい!」と語り会場の笑いを誘った。続く久野は「うさめちゃんはうさぎなんですか?サメなんですか…?」とうさめちゃんの正体に迫る質問を問いかけ、会場はざわつくも「うさめちゃんはうさめちゃんという生き物!」と花澤と潘がまとめるなど、なかよしなおともだちを演じた3人ということもあり早速息ぴったりなトークを披露した。

本作の魅力はなんといっても花澤・潘・久野が話す何とも言えない特徴的な言葉!しかし、台本には「〇×▲!」としか書かれていないそうで、アフレコの際どのようにキャラクターたちの言葉を考えたのか質問されると、花澤は「最初のオーディションの時、自分の思う子ザメちゃんの言葉をつくってくださいとのことで、子ザメちゃんの可愛さって赤ちゃんっぽいところがあると思っていて。2,3歳ぐらいのちょっと喋っているけど何言っているかわからないぐらいの子どもの動画をたくさん見て言葉をつくっていきました。例えば子ザメちゃんが好きな<パイン>を<パンイ>って言ってみたり、単語の文字が入れ替わっちゃう感じを取り入れたりして、八魚町の人たちにもなんとなく伝わる言葉をいっぱい考えて組み合わせていきました。」と子ザメ語の誕生秘話披露!潘は「私はテープオーディションだったので、私が思うあんこうちゃんはこうです、っていうのをマネージャーさんと相談しながら収録しました。なんとなく子ザメちゃんとのシンパシーを感じる言葉にしたかったので、子ザメちゃんの動画をたくさん見ながら作っていきました!」と語ると、それを聞いていた久野が「あの“アイ、アイ”っていうのが印象的でした!」と返し、「なんとなくアイコン的な言葉は持っておきたいなと思って、あの“アイ”は哀しいと書いて“哀”で始まって、子ザメちゃんたちと出会って哀しかったものが“愛情”に変わって“アイ(哀)”と“アイ(愛)”を使い分けるというのを意識して作ってみました!」(潘)とこちらも貴重なエピソードを語ってくれた。久野は「私はスタジオオーディションだったので、うさめちゃんは子ザメちゃんよりも達観していて、精神年齢高めのイメージで演じてほしいというディレクションがあったので、それに応えたいと思って演じました。」とうさめちゃんの渋めボイスになった理由を教えてくれた。

これを受けてMCから「みなさん台本に言葉を書き込んでいたんですか?」と質問されると、潘はこれは絶対いいたいと思った言葉は書くようにしたと語る一方、久野は「オーディションの時もフィーリングで合格したので、あえて台本には書き込まないで挑みました。やはり(うさめちゃんが)ちょっと野性味があったので…」とそれぞれのキャラクターに合う方法でアフレコに挑んだことを明かしてくれた。ちなみに久野は映画に登場するうさめちゃんのお母さん役の声も担当しているそうで、映画を観る際には必ずチェックしてほしい!

また、映画の一番印象的だったシーンについては、花澤は「冒頭の子ザメちゃんが電車に乗るシーンかな、子ザメちゃん電車乗るんだって驚きました!」と語り、潘は「子ザメちゃんとあんこうちゃんの出会いの“スコンカンカンコーン!”っていうシーンが印象的だったのと、あとはやっぱり最初に人間で話しかけてきてくれたまなぶくんとの出会いのシーンもすごい良かったです。受け入れてくれる人が一人でもいると世界は変わって見えるんだなって思いました。」と演じたあんこうちゃんのシーンを挙げてくれた。続いて久野は「子ザメちゃんとうさめちゃんが踊っているシーンがアフレコしてても楽しくて、完成したのをみても可愛かったです!」と語った。

また、この映画は配信アニメを見ていた人にも分かる小ネタがたっぷりで、配信アニメのエンディングテーマ「よりみち」のオーケストラバージョンも楽しめるようになっています。これには花澤が「思わず歌いたくなっちゃいました!」と語ると、すかさず潘が「一部歌ってたところもあったよね?!」とツッコミを入れ会場を笑いに誘った。このシーンもぜひ劇場でチェックしてほしい。

そして、8月22日の公開へ向けて期待が高まる中、会場からのが子ザメちゃ~ん!」と呼びかけで、満を持して子ザメちゃんが登場!子ザメちゃんがおでかけの時にいつも背負っている風呂敷の中には小さな宝物が入っているこいうこともあり、花澤が子ザメちゃんの風呂敷を開けると…劇場でもらえる入場者プレゼント第一弾、原作・ペンギンボックス先生描きおろしによるてのひら絵本が…!まさかの子ザメちゃんからのサプライズに会場は一気に笑顔と歓声に包まれた。

会場の盛り上がりを受けて、映画のおすすめポイントを聞かれると、花澤は悩みながらも「モヒカンあにきに抱っこされていっしょに映画を観て、感動してえぐえぐしてるところ」を挙げ、続いて「あんこうちゃんが子ザメちゃんのように自分がもらったものを人にあげるシーンがあったんですよ。出会ったばかりのホストのお兄さんにおにぎりをあげるシーンですかね。分け与えるやさしさが良かったです!」(潘)、「子ザメちゃん、あんこうちゃん、うさめちゃん以外の動物のキャラクターたちの鳴き声・喋り方もキャストの皆さん工夫していたので、そこもぜひ見てほしいです!」(久野)とそれぞれ語ってくれた。

大盛り上がりのイベントもあっという間のお別れの時間に。「子ザメちゃんと出会う人たちの温かい心のやりとりが描かれているので、演じていても見ていてもほっこりしました。公開が始まったらお友達やご家族を誘ってぜひ夏の素敵な思い出にしていただけたら嬉しいです。今日はありがとうございました!」(久野)、「観終わった後に、もちろん真ん中には子ザメちゃんがいるけれど、これは人と出会っていく皆さんの物語でもあるんだなと思いました。観終わった後にちょっとご飯が美味しく感じたり、やさしくなれたり、皆さんにとってもっと明日がいい日になるといいなと思っています。劇場で受け取ったものをぜひ誰かに渡してあげてください!引き続き子ザメちゃんの世界をみんなで楽しみましょう!」(潘)、そして花澤は「こうして劇場版になったのも皆さんが原作や配信アニメを見てくれたおかげです。今日こうしていち早く映画を観てくださった皆さんのお顔を見て、癒されてくれたな、満足してくれたなと思ってます。この劇場公開の機会にぜひたくさん子ザメちゃんを目に焼き付けて、いっぱい応援してくださればまた何か見れたりするのかな?と思うので、ぜひこれからも『おでかけ子ザメ』をよろしくお願いいたします!」と締めくくった。